2008年07月16日

伊藤忠 新エマルジョン燃料製造装置を商品化 

機能性エマルジョンの基礎と応用普及版・・・
機能性エマルションの技術・評価とその応用・・・



伊藤忠、新エマルジョン燃料製造装置を商品化


伊藤忠商事は、丸福水産とエマルジョン燃料製造装置の製造、販売に関するライセンス契約を締結、「オイルマイザー」(仮称)

の称号で今夏から販売開始する。

伊藤忠は、丸福水産が特許技術を持つラモンドミキサーを利用して、エマルジョン燃料製造装置を開発、北海道のよつ葉乳業

で1年間の実証試験を実施してきた。実証試験の結果、C重油使用の10トン級ボイラーでは5%の重油使用量の削減と、大幅な

排ガス清浄化を確認、他の顧客のディーゼルエンジンでは10%の燃費の向上と40%以上のNOx(窒素酸化物)と70%以上の

ばいじん量の削減を確認できたため、エマルジョン燃料製造装置の商品化を決定した。

エマルジョン燃料は、一般的に油と水のように混ざり合わない2液の一方を小滴化(粒径は一般に数μm)して均一に分散混合

された燃料。水の小滴化技術や、2液の分離防止のために乳化剤の添加が必要なため、普及していなかった。

今回丸福水産が開発したラモンドミキサーにより、水粒を1μm以下に微細化し、乳化剤の添加無しでも長期に安定なエマルジョ

ン燃料の製造が可能となった。

商品は燃費向上による経済メリットに加え、燃比向上に伴うCO2の削減、大幅な排気ガスの清浄化が図れるため、大型ボイラ

ーを使用する工場や舶用エンジンを取り扱う造船各社、船舶会社向けにエマルジョン燃料製造装置として販売する。

商品の製造・販売は、伊藤忠の事業会社である伊藤忠プランテックが行う。定価は1台2000万円を予定しており、初年度は10

億円の売り上げを見込んでいる。(11日 19:13)


http://autos.goo.ne.jp/news/society/article_111536.html



 
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